基礎知識

なぜ今すぐアジャイルマーケティングを始めるべきか

この記事の要約

VUCA時代に求められる顧客中心主義を実践し、成果を挙げ続けるにはアジャイルマーケティングは欠かすことができない。アジャイルマーケティング成功の鍵は知識ではなく、そのマインドセットの習得にある。

マーケティングを取り巻く環境の変化

インターネットを始めとした技術革新が進むにつれて、顧客はスマホやタブレットなど複数のデバイスから好きなときに欲しい情報へアクセスできるようになりました。一方でマーケティングチャネルは断片化が進み、その問題を解決するべく様々なマーテック(マーケティングテクノロジー)が開発され、結果としてマーケティング環境はどんどん複雑なものへと進化を続けています。

「VUCA」とも呼ばれる「将来の予測が不可能な時代」の中で、マーケターは成果を挙げ続けることが求められています。しかし、変化を続ける日常に対し、従来のマーケティング施策の計画や実施のノウハウでは立ちゆかなくなってきているのが現状です。

そんなVUCA時代のマーケティングに打って付けなのが「アジャイルマーケティング」と呼ばれる顧客を中心に据えた新たなアプローチです。

アジャイルマーケティングを活用することで、従来のマーケティング手法と比べて、顧客が求めている商品やサービスを、より速くかつ無駄の少ない方法で提供することが可能になります。

VUCAとはVolatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)という4つの単語の頭文字から作られた軍事用語

高まる顧客中心主義の重要性とその理由

日本国内のショッピングや音楽、動画サービスなどを見ても、ビジネス環境におけるグローバリゼーションが進んでいることは疑う余地がありません。そしてそれは、顧客が「かつてないほどの選択肢を持っていること」を意味しています。

今まで以上に競合が多い市場の中でマーケターが行うべきなのは、自社が提供したいものを顧客に売りつける方法を個々の専門家たちが考えるのではなく

  • 顧客が誰なのかを特定し
  • 顧客のニーズに関する仮説を立て
  • 顧客のフィードバックからその仮説を検証し
  • 顧客のニーズを満たし続ける

ことに「チーム全体」で取り組むことです。

顧客のニーズに関する仮説を立てるために利用できるフレームワークとして

  • 3C分析
  • STP分析
  • ビジネスモデルキャンバス(BMC)
  • バリュープロポジションキャンバス(VPC)
  • ユーザーストーリーマッピング

を推奨していますが、普段からお使いのフレームワークがあれば、それらをアジャイルマーケティングにご利用いただくことも可能です。

仮説の検証に関しては、自社で対応できそうな顧客フィードバック獲得方法および内容を検討後、フィードバックを継続的に分析しながら顧客ニーズと自社製品・サービスとのズレを調整し続けましょう。

これら一連の顧客中心主義(カスタマーセントリシティ)の実施をアジャイルマーケティングがどのように可能にするのか。

また、そもそも従来のマーケティングとアジャイルマーケティングは具体的に何が違うのか。

そのような疑問にお答えすべく、当サイトではアジャイルマーケティングに関する記事を「基礎知識」「導入方法」「実践事例」の3つのカテゴリーに分けてご提供しております。

しかし、何より大切なのは、アジャイルマーケティングに関する知識の習得ではなく「アジャイルのマインドセットを身につけ実践すること」です。